働き方改革の一環

2020.9.7 5:38

雨の日の中止について

 

こんにちは。

株式会社エナジーの吉田です。

厳しい暑さから少しだけ楽になってきたと思えば今度は台風ですね。

台風に加えて秋雨前線も活発になるようなので、しばらくは雨の日が多くなりそうです。

 

このような時期に我々のような交通誘導警備の業界がいつも頭を悩ませてきたのが雨による中止です。

弊社は今年の4月から基本的に全ての取引先にお願いして、前日16時以降のキャンセルは天候などの理由に関わらず、全てキャンセル料として70%いただいております。

お客様から料金をいただく事が目的ではありません。

 

以前は悪天候による中止の場合は、朝の判断でもキャンセル料をいただいておりませんでした。

しかしながらこの事が原因で多くの問題やムダが発生していました。

基本的に警備員の方は日給です。雨でお休みなら給料がゼロになってしまいます。

前日の早い時間に中止と分かっていれば雨でも中止にならない現場に配置したり、キャンセル待ちのお客様の依頼をお請けする事も出来ます。

そして同じお休みだとしても、前日から休みと分かっているのと、当日の朝言い渡されるのでは気持ちの面でも身体の面でも全然違います。

 

朝早起きして弁当を作り、制服に着替え、現場に向かおうとした時に中止の連絡が入る。

もっとひどい時はほとんど現場近くまで来てしまった状態で中止の連絡が入る時もありました。

これほどムダな事はないとずっと思っていました。

 

我々のような業界は雨による朝の中止に対してどこか「そういうものだ」という捉え方をしてこの問題と向き合ってこなかったと思います。

これを何とか変えていきたいと思い、取引先のお客様には一件一件丁寧に説明し、了解していただきました。

難色を示したお客様もいましたが、こちらが丁寧に誠意を持って説明すればほとんどの方が納得してくれました。

もう一つ前日の判断でも承諾していただけた要因としては、現在の天気予報は翌日の予報に限って言えば、ほぼ外れる事がないと言うのも一因だと思います。

そこをより丁寧に説明し、ご理解いただきました。

 

前日に中止連絡をいただけるようになってからは非常に効率的になり、会社にとっても隊員さんにとってもいろんな面でプラスになりました。

隊員さんに安定して稼いでいただく為にも、気持ちよく働いていただく為にも、この問題に取り組んで良かったと思っています。

大きな括りとしてはこれも 「働き方改革の一環」 だと思っています。

共感していただける同業者の方々にもこの 雨中止問題 について良い方向に広がっていけば良いなと私自身は思っています。